ベイマックスとFROZEN。

バンコク行きの飛行機の中でベイマックスをみました。
なお,まだ予告編も本編も見たことがなくてこれから見るつもりのある人は,予告を見ずに見た方がいいかもしれません。

今回はそれとアナと雪の女王との関連で思ったことをメモしておこうと思います。 続きを読む

PBLと座学。

たまには運営しているゼミでの運営ノウハウについて書いてみようと思います。私のプロジェクトベースドラーニング(PBL)に対する考え方です。

PBLは,実践しながら課題を見つけ解決するプロセスの中で学ぶという考え方の学習方法です。座学では身につかない部分,理論だけでは理解できない部分を学習するために開発された手法です。

私のゼミでは専門書(?)の輪読とは別に学生が独自に立ち上げたプロジェクトに取り組んでもらってその取り組みを題材に既存理論の適用可能性や運営方法の模索などを議論して学ぶという方法でPBLを取り入れています。 続きを読む

人間とその限界。

先日トランセンデンスとLUCYを立て続けに見ました。

トランセンデンスというのはジョニーデップ主演の映画ですから,公開時ポスターぐらいは印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
人間の脳をインターネットにつながるスーパーコンピューターにアップするという設定の映画で、最近話題になった、シンギュラリティ(技術的特異点:テクノロジーが人間の能力を超える点)後を考えるような話です。
あるいは人工知能と人間の意識(夢とか愛とか)がテーマの話で、意識とは何か、テクノロジーはそれじたいが意識を持つことがあり得るのか、あるとしたらどんな意識で、どうなるの?という問いにある意味一つの答えを出したような話かもしれません。
これを見ながらテクノロジー対人間という構造がなぜ起こるのだろうと考えずにはいられませんでした。
ターミネータのサイバーダイン社は人間を支配しようとしたけど、その意図はなんなの的な。
もしかしたら猿の惑星も同じテーマなのかもしれないなあ。猿と人間なんで対立するのか。
そんなことや、タイトルになってるトランセンデンス(超越)とはなんだとか考えながら観ると面白いかも。

そのあと,LUCYというスカーレットヨハンソン主演の映画も見ました。
これは脳の限界を突破するとどうなるかってテーマで,人間の脳のニューロネットワークを100%使えるようになっちゃったらどうなんのみたいな話です。
脳が限界突破すると世界中の知識を吸収しだして世界を理解しようとし,その顛末が描かれていきます。
スカーレットヨハンソンのかっこかわいさが光るし,リュックベッソンの映像表現(当然のごとくカーチェイスもある)と勢いの良いままコンパクトにまとめちゃう構成は相変わらずでした。
それを爽快だととるのか物足りないととるのかは人によるかもしれないけど,個人的には楽しめました。

人間を超越するという意味でトランセンデンスとLUCYとを対比させるレビューは多いけど,もう少し深読みすると,超越するとどうなるかってところでは結構違いがありそうです。超越することによって表出するのは人間の最も本質的な部分であって,その本質の捉え方に違いがある感じがします。

トランセンデンスは人間の本質として愛を描き出そうとしたけど,LUCYは人間の本性は好奇心と種(というか情報)の保存?であるとそんな人間観があるのかなあなどとぼんやり考えこんでしまいました。

またトランセンデンスとLUCYは映像によるメッセージの伝え方もだいぶ違うように思います。トランセンデンスは激しくないけど細かい心理描写で丁寧に丁寧にある意味迂遠に描く一方で,LUCYは上にも書いたように勢いと感覚。どっちも背後のテーマを読み取ろうとするとわりと難しい描き方だなあと思うけども。

そんな充実したマイSF鑑賞ブームでした。ま,この捉え方が監督の描きたかったことなのかはわからないけども。

どちらもオススメの映画です。

 

文豪と私の文。

年末年始で書き物をされた方も多いでしょう。

こんなサイトがあるんで息抜きに遊んでみてはどうでしょう。
自分の書いた文章をボックスにコピペして診断ボタンを押すと
文体がかつての文豪の誰に似ているかを診断してくれます。
かなりちゃんとしたアルゴリズムとデータを使っているようです(詳しくはこのサイトについてを)。

ついでに(ついでといったら失礼だけど),文章の読みやすさ,文章の硬さ,文章の表現力,文章の個性を評価してくれます。

ちなみに僕のFBに投稿する駄文をいくつか入れてみると
だいたい寺田寅彦か有島武郎が一番似ているとでてきます。
なお,寺田寅彦も有島武郎も読んだことありません。
有島武郎は持ってるけど,寺田寅彦は持ってすらない。
アマゾンで検索してみたら面白そうな本ばかりなので読んでみます。
しかし無教養を実感しますな。

評価については,読みやすさはEばっか。
表現力と個性はいつもAでした。
硬さはその文章によって変わります。当然ですね。
嬉しいようななんとも言えない結果ですね。

ちなみに,大学院時代に書いたブログの記事を診断してみたら今よりはるかに評価が良かったです。

おれ,絶賛劣化中。

せっかくなんでこの文章も診断してみた。
一致指数ベスト3
1 石原莞爾 65.6
2 寺田寅彦 63.6
3 大宅壮一 63.2

一致指数ワースト3
1 岡倉天心 35.3
2 福沢諭吉 38.5
3 北村透谷 39.1

文章評価
1 文章の読みやすさ E 一文が長い
2 文章の硬さ E 文章が柔かい
3 文章の表現力 A とても表現力豊か
4 文章の個性 A とても個性的
石原莞爾先生があなたの味方です。がんばってください。

やっぱり読みやすさがE。自覚あります。
頑張ります。

リンクはこちら文体診断ロゴーン

話す力と型。

新年ということで、ゼミで2分スピーチを参加者全員にしてもらいました。テーマは新年の抱負ってことで語ってもらったのだけど,ちゃんとしゃべれていた学生は20%ってとこでした。
コミュニケーション能力が評価される本学にあって特殊な我がゼミなのか…!?

内容に関しては感性というのか普段からの思考力,観察力がかなり出てきてしまうから早晩にどうにかなるものじゃないかもしれない。
でも,話をすること自体は,ある程度メソッドで補えるし,それが上記の力を支援してくれるだろうから,自己流で必勝パターンを編み出せない(試行錯誤できない)人は頼ってみるのをお勧めします。
先人の知恵を。
それが型を学ぶってことでしょう。

そんなわけでNHK式7つのルールとやらを発見したので貼っておきます。
第1のルール
話す目的をハッキリさせる
第2のルール
「13文字以内」でタイトルをつける
第3のルール
結論は「最初の15秒」で言う
第4のルール
「一文50字以内」にする
第5のルール
「4つの抑揚」で強調する
第6のルール
「1分300文字」でゆっくり話す
第7のルール
独り言から入る

 引用元
【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法
──NHK式7つのルール──
http://www.diamond.co.jp/book/itemcontents/9784478027806.html